忍者ブログ
  もちろんこちらの記事も転載禁止です  

2025

0314
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2008

0917
2008年4月9日(水) なんばグランド花月
「桂文珍10夜連続独演会」第6日目

桂楽珍「手水廻し」
桂文珍「天狗裁き」
春風亭昇太「つぼ算」
―― 中入り ――
柳貴家小雪「水戸大神楽」
桂文珍「不動坊」

開口一番は文珍師の弟子の楽珍師。
私は「手水廻し」という噺が大好きなので、生で聴けるだけで嬉しい(笑)。
噺自体が面白いので誰がやってもハズレがないですが、楽珍師の雰囲気が噺に合っていて面白かったです。
文珍師の一席目は「天狗裁き」。
この噺も馬鹿馬鹿しくて面白い噺で大笑いしました。
天狗に風格があるのはさすがだと思います。
中トリは今回のゲストの昇太師の「つぼ算」。
この噺は本当に良くできているなーと思う噺ですが、考えたら聴く側に頭を使わせる噺なので難しいんですよね。
やはり、先日聴いた志の輔師の「つぼ算」よりも昇太師の「つぼ算」の方が好きだなー。
他の噺同様、昇太師の「つぼ算」はどこか上方落語テイストがあって面白い。
久しぶりに昇太師の「しがみつく男」が見れたのも嬉しかったです。
中入り後は大神楽。
見事な芸の数々を感心しながら見ていたら目が疲れました(笑)。
トリは文珍師の「不動坊」。
下げを変える落語家もいる中、文珍師の下げは従来の「遊芸稼ぎ人」。
不思議なのですが、何かスッと落ち着く感じでした。
鳴り物の力も大きいでしょうが、聴いていて春だというのに真冬を感じさせるのはやはり技術なんだろうと改めて思いました。

2008

0914
2008年4月7日(月) なんばグランド花月
「桂文珍10夜連続独演会」第4日目

月亭八天「饅頭こわい」
桂文珍「包丁間男」
春風亭小朝「中村仲蔵」
―― 中入り ――
内海英華「女道楽」
桂文珍「能狂言」

開口一番は八天さんですが、この人は笛がお上手なんですよね。
弟弟子で師匠の月亭八方師のご子息の八光さんを弄っての「ハチミツが嫌い」には笑いました。
この時は聴きながら朝ドラ「ちりとてちん」での主人公の男装姿が頭に浮かんで、噺に集中できずに困りました(汗)。
文珍師の一席目はまず古典を。
枕で「バックを金屏風にしておけば良かった」とゲストをネタにして笑わせていました。
「包丁間男(「包丁」)」ですが、噺自体が面白いので好きです。
中トリは金屏風が似合う小朝師(笑)。
たっぷりと「中村仲蔵」を。
この人が凄いなーと思うのは、重い噺やじっくり聴かせる人情噺をいい意味で軽く淡々と演じるところ。
技術があるから淡々とやってもスーっと入ってくる。
熱演すればそれなりに感情が動かされますが、淡々とやる方が難しいし、聴く側の感情の揺らぎ方が違ってくるのではないかと思います。
五段目の件は本当に見事でした。
正に立て板に水で、歌舞伎の場面が目に浮かぶようでした。
ラストの町人から評判を聴くところがこっそり観に来ていた女房から観客の評判を聴くに変わっていましたが、私は従来のが好きです。
個人的には、この噺の泣かせ所はきちんと押さえてほしかったなーと思います。
実は、この後、小朝師がこの噺をやったことに感謝することになるのですが、それに関してはまた後日(笑)。
今回の女道楽は、東海道本線の駅名を全部唄うというネタに感心しました。
トリは文珍師の「能狂言」の現代版。
商社の中東支社の社員が現地で日本の伝統芸能を披露する噺ですが、最後は必ず「やるまいぞ」で去っていくという狂言の説明が面白かったです。
いや、全部そうじゃないと思うのですが(笑)。
でも、こういう感じで狂言を知らない人に興味を持たせるように伝えようとする心意気や技術は凄いなーと思います。
笑いながらも文珍師の日本文化に対する風刺と愛情が感じられる良い噺でした。

2008

0912
帰りの新幹線で飲む缶ビールって、どうしてあんなに美味いんだろう(笑)。
というわけで、志の輔さんの落語を聞くために行ってきました日帰り名古屋。
東京に比べれば名古屋は近い近い(笑)。
やっぱり志の輔さんは上手くて面白くて素敵だったなー。
今回は「猿後家」と「忠臣ぐらっ」とひたすら笑わせる噺だったので、すっごく楽しかったです。
最近のニュースを斬りまくってた枕も面白かったし、夕食に月見も食べれたし(笑)、いい気分で眠れそうです。

2008

0911
2008年4月4日(金) なんばグランド花月
「桂文珍10夜連続独演会」第1日目

笑福亭三喬「花色木綿」
桂文珍「老婆の休日」
笑福亭鶴瓶「青木先生」
―― 中入り ――
内海英華「女道楽」
桂文珍「らくだ」

東西の旬の落語家をゲストに迎えて、10夜連続20演目を披露する文珍師の独演会。
本当は10日間通いたかったのですが、そうもいかず泣く泣く4日に絞りました(笑)。
まずは、1番初めに完売した初日へ。
開口一番は笑福亭三喬師。
「前座が三喬師?!」といきなり驚きましたが、今思えば、これが今回の独演会の質の高さを現していたような気がします。
お弟子さんがいる方が前座なんて普通は考えられませんが、文珍師が特別にお願いして実現したそうです。
お得意の盗人噺はやはり面白かったです。
文珍師の1席目は新作落語で、病院でのお婆さん達の噺。
ボケまくるお婆さん達がとても可愛くていいなー。
中トリは鶴瓶師。
久しぶりの「青木先生」でしたが、これもまた進化していてビックリ(汗)。
ここのところ鶴瓶師の落語は、その時その時の落語がベストだと思えるから凄いなーと思います。
中入り後はANA機内で落語を聴くと声を聴くことができる内海英華師(笑)。
女道楽は三味線で都都逸や端唄を歌うというものらしいですが、とにかく色っぽくて粋なんですよ。
いや、男性がお座敷遊びをしたがる気持ちが解る気がしました(笑)。
今回は端唄の「愛宕山」を聞けて嬉しかったです。
気分はちょっと「(朝ドラの)ちりとてちんワールド」になりました(笑)。
トリは文珍師の「らくだ」。
いつものように葬礼に出るまででしたが、個人的に文珍師の屑屋は好きです。
妻子の健気さを含め屑屋の身の上話がいい感じで聴く側に伝わってきます。
酒で人格の変わるところは難しいと思うのですが、文珍師はこの辺が上手いなーと思います。
家主の嫌な感じもリアリティーがあって良かったです(笑)。

2008

0910
今日は朝から快晴で湿度も低いという有難い日で、おかげで洗濯も片付けも買出しも頑張れました。
お昼に待望の月見を食べてご機嫌で落語会へ。
久しぶりの落語会はまたまた小朝師(笑)。
たまたまだったのですが、正蔵師といっ平師との三人会でした。
小朝師は「牡丹灯篭」の「お札はがし」の部分を口演されたのですが、続きが聞きたくて聞きたくて・・・(涙)。
話は知っているのですが、落語で聴くのとはまた違いますからね。
しかし、本当に怖いのは幽霊じゃなくて人間の欲だと改めて実感しました。
恋も欲ですしねー、気をつけないと怖い怖い(笑)。
その後入った居酒屋が当たりで、料理が美味しくて生ビールがいつも以上に進みました。
今月はあと7日落語会に行くので(笑)、それを心の支えに頑張りたいと思います。
ただ、落語会の後に時間潰しに入った大型電気店でつい「どらくえ5」を買ってしまったので、どうなることか・・・(笑)。

2008

0905
2008年3月29日(土) ワッハホール
「喜寿記念桂春團治落語会~東西華の宴~」

桂一之輔「手水回し」
柳家喬太郎「疑宝珠」
笑福亭福笑「葬儀屋さん」
―― 中入り ――
笑福亭鶴瓶「オールウェイズお母ちゃんの笑顔」
桂春團治「お玉牛」

この会の数日前に誕生日を迎え、実は喜寿ではないことが判明した春團治師の会(笑)。
開口一番はオープン前の繁昌亭での関係者相手の会で舞台に立ち、繁昌亭第1号の落語家となったという一之輔さん。
オーソドックスな『手水廻し』でしたが、大好きな噺なのでいきなりテンションが上がりました(笑)。
お次は喬太郎師。
福笑師に長くやれと言われたそうで、喫煙者の愚痴とウルトラマンと帰ってきたウルトラマンの違いをアクション付きで力説(笑)。
解ってもらえるのかと不安がっていましたが、同世代の私は最前列でウケまくってました(笑)。
噺に入って、熊さんが旦那に若旦那の悩みを聴いてくれと言われる件で「おっ、『崇徳院』?」と思ったのですが、熊さんに恋の悩みじゃないと答える若旦那。
ここで喬太郎師の「じゃあ、『崇徳院』じゃねーなー」に手を叩いて大笑いしながら「どこかで聴いたなー」と思い出したのが、『BRUTUS』の落語特集の号の付録CD。
CDで聴いた時も面白かったですが、これは目で見て倍楽しめる噺です。
舐める話をする表情は最高!(笑)
いや、面白い噺で喬太郎師に合っていると思います。
中トリは上方の爆笑王の福笑師。
喜寿祝いの会だというのに葬儀の噺って(笑)。
財産狙いの中年兄弟のボケまくりとそれにいちいち丁寧に突っ込む葬儀屋さん。
福笑師の新作は笑わせまくるけど、その中に鋭い日本社会に対する風刺がきちんとあるんですよ。
だから、終わって笑い疲れてヘロヘロになりながら、「そうだよなー」と考えてしまいます。
中入り後の鶴瓶師は、いきなり喬太郎師と兄弟子の福笑師のお2人を「東西のキ○ガイ」と(笑)。
春團治師は楽屋で鶴瓶師とずっと聴いていたそうですが、『葬儀屋さん』が始まった途端、席を立ってどこかへ行かれたとか(笑)。
そういう鶴瓶師ですか、裸に前○り姿で春團治夫妻と撮った写真を春團治師に送ったが送り返されたそうです(笑)。
鶴瓶師が松鶴師に弟子入りに行った時に福笑師が鶴瓶師からお金を騙し取ろうとした等の枕の後、『お母ちゃんの笑顔』を。
またまた進化していてビックリしました。
トリは主役の三代目春團治師。
いつもはちょっと挨拶してすぐ噺に入るのですが、今回は長目の挨拶があり嬉しかったです。
春團治師の『お玉牛』は好きなんですよ。
噺自体は品が無いですが(笑)、春團治師がやるとちょうどいい感じになるというか。
扇子で牛の尻尾を表現するのですが、何度見ても絶品だと思います。
芸術といっても過言ではないほど美しく羽織を脱ぐ姿を最前列で見ることができたし、大満足の会でした。

2008

0902
2008年2月29日(金) ワッハホール
「第四回東西笑いの喬演」

桂吉の丞「米揚げ笊」
柳家喬太郎「猫久」
笑福亭三喬「住吉駕籠」
―― 中入り ――
笑福亭三喬「子盗人」
柳家喬太郎「ハワイの雪」

柳家喬太郎師と笑福亭三喬師の二人会。 
開口一番の「米揚げ笊」は初めて生で聞いたのですが、開口一番のネタとしては勢いがあって楽しくていい感じでした。
お目当てキョンキョンこと喬太郎師は、まずは古典の「猫久」を。
上方ではあまり聴かない噺ですが、後半の「青菜」や「天災」のような真似をして失敗するところが面白かったです。
「住吉駕籠」は、私が知ってる展開と違ったのでビックリしました。
「子は鎹」もそうですが、笑福亭一門は違う展開で口演することがあるから楽しめて嬉しいです(笑)。
三喬師は盗人噺が得意らしいですが、「子盗人」を聴くとなるほどなーと思います。
可愛い気がある盗人で憎めない感じ。
トリは一度は生で聴きたかった名作と評判の喬太郎師の新作落語「ハワイの雪」。
枕では朝ドラちりとて話を。
単純に「へー、大阪ってこうなんだー」と思いながら楽しんでるとか、弟子は取らないが貫地谷しほりちゃんなら弟子に取るとか(笑)。
しほりちゃんに「師匠、どねしよーどねしよー」と言われたら抱きついて・・・と舞台の上で実演してくれました(笑)。
「ハワイの雪」ですが、もうねー、すっごく良かったー(涙)。
新潟で孫娘と住むお爺さんの許にハワイに住む幼馴染のお婆さんが会いたがってるという手紙が届き、そこから2人の関係の話や旅費作り・・・と進む噺。
噺としての完成度も凄かったですが、キャラの演じ分けが見事!
特に、ハワイ在住の手紙の差出人であるお婆さんの孫のジョージのキャラには大笑いしました。
ラストは客電を落としてそのまま幕を下ろすという演出も素晴らしく、散々笑わせて、そして、最後にホロリと泣かせる。
作者、演者、演出家の3つが優れていると名作になる例ですね。
今回はこれだけでも行って良かったと思いました。
それから、噺の途中に出た大阪の旅行代理店に貼ってあったハワイ旅行のポスターのコピーの「ハワイのことはワイにキキ(わいに聞き)」、確かに大阪らしいと思います(笑)。

2008

0824
2008年2月9日(土) 東員町総合文化センターひばりホール
「立川志の輔独演会」

立川志の春「千早ふる」
立川志の輔「親の顔」
―― 中入り ――
立川志の輔「壷算」

志の輔師の落語を聴くために、大雪の中大阪より積雪の多かった三重県へ(笑)。
最寄駅から会場まで辺り一面真っ白で降雪で建物が見えない状態でしたが、会場は思っていたより空席が少なかったです。
開口一番はお弟子さんの志の春さん。
丁寧に「千早ふる」を口演。
そして、待ってました!の志の輔師登場。
枕でタイムリーなご当地ネタ(赤福)で笑わせ、いくつかの小咄で会場を温めた後、鉄板ネタの新作落語「親の顔」を。
これは何処で口演しても受けるだろうなーと思う噺です。
私も何回も聴いているのに聴く度に笑ってしまいます。
本当に良くできているし、作家としての志の輔師の凄さをとても感じられる名作だと思います。
中入り後は前日宿泊した名古屋での話を枕に「壷算」を。
初めて志の輔師の「壷算」を聞きましたが、やはり上手くて面白かったです。
今までで1番という「壷算」ではなかったですが(笑)。
私の中では「動」の「壷算」なら昇太師、「静」の「壷算」なら仁鶴師で、ちょっとこれは志の輔師でも抜けなかったなーというのが正直な感想です。
でも、新作と古典の両方をそれぞれ楽しむことができたので、大雪の中2時間半かけて聴きに行って良かったです(笑)。
帰りの名古屋駅のホームで遅れている新幹線を待ちながら食べたきしめん、温かくて美味しかったなー(涙)。

2008

0823
今月1つしか落語会が無かった反動か来月は落語会がたくさんあるので、今の内に頑張って溜まった仕事を片付けていてヘロヘロ状態です(笑)。
ここ数日涼しく過ごし易いので身体的には元気ですが、また来週は暑くなるらしいのでちょっと不安です(涙)。
先程、小朝師のブログを拝読してウルウルしてしまいました。
談春師の「赤めだか」を読んだ時もウルウルしましたが、立川談志という方は落語家としても師匠としてもやはり特別な方なのかなーと思います。
改めて、ご本人が「降りてきた」と評する昨年末の「芝浜」を聴きたかったなー(涙)。
いや、本当に、この方の落語は機会があれば一度は絶対生で聴いた方が良いと思います。


レスです。
こちらこそ落語本情報と温かいお気遣いをありがとうございます(平伏)。
「落語百景」ですが、私も昼休みに本屋で見ました。
落語に関しての記事やインタビューではなく、落語家や落語にまつわる風景の写真が主だったので、安くない価格を踏まえた上で立ち読みで済ませてしまいました(笑)。
まだ暑い日が続くようですので、貴方さまもお身体ご自愛くださいね。

2008

0821
昨夜は久しぶりに落語会に行きました。
先月の小朝師の独演会以来なのですが、何故か昨夜も小朝師の落語を聴きました(笑)。
桂小米朝師の十番勝負の最終回でしたが、初めて聴く噺や初めて生で聴く噺の計3席で、終演後に友人と生ビールを美味しく飲める満足度でした(笑)。
小米朝師のトリネタが「百年目」だったのですが、一度生で聴きたいと思っていたので嬉しかったなー。
しかし、枕で「百年目」の使い方の説明をするのを忘れ、噺が終わってから説明するという小米朝師の相変わらずの天然ぶりには笑いました。
少し抜けてるのに憎めない若旦那そのものですよ、あの方は(笑)。
中入り後のトークも、米團治襲名裏話と小朝師の離婚真相話で盛り上がってとても楽しかったです。
カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
天気予報

-天気予報コム-
プロフィール
HN:
浅葱
性別:
非公開
リンク
忍者ブログ [PR]
* Template by TMP