日付けが変わってしまいましたが（汗）

第35回 林家木久蔵 発芽の会

春風亭ぴっかり「表彰状」
三遊亭萬橘「日和違い」
林家木久蔵「宮戸川」
南原清隆「レンタル友人」
ーーー仲入ーーー
林家ひろ木「寿限無」
林家木久蔵「鮑のし」

行ってきました、３度目の発芽の会へ。
今回はメインの木久蔵さんが２席で今までより１席多い会となりました。
南原さんはいつもと同じ若草色？鶯色？の着物で羽織無しで登場。
マクラでは53歳にしては髪の量が多いから疑われてるという話や、週末に高松に帰郷していて昨日弟さん達とくら寿司に初めて行った話を。
確かに私もくら寿司に行った時に生ビールがセルフだったのには驚きましたが、南原さんはあらゆることに驚き過ぎです（笑）。
ご子息に「パパ何してんの！？」と言われたりする南原さん、可愛すぎます(笑)。
今回は前の方の席に家族で来られた観客がいて、くら寿司の話の時にそれについて話しているのを南原さんに「家族会議しないでください」とつっこまれていました（笑）。
落語は自作の「レンタル友人」を。
なんかもうこの発芽の会は南原さんにとって落語のお稽古の場と化してるなーと思ったりしています（笑）。
作るだけ作って口演して、手応えが良いものを探す形かなーと。
狂言と違って１人で作って１人で口演してだから、これだという新作を生み出すのは難しいだろうなーとも思います。
それでも、素人の感想ですが、前々作の「お遊戯会」や前作の「労働基準法」よりは落語としての出来は良かったんじゃないかと思います。
理由は余計なくすぐりやギャグが少ない事と登場人物が少なかったから（笑）。
落語を口演する能力と落語を作る能力はまた別ですからね。
個人的にはまた南原さんの古典落語が聞きたいなーと思っています。

メインのメンバーの方の感想ですが、私はすっかり萬橘さんのファンになっているので、マクラで笑いが止まらずに困りました（笑）。
なんだろうー、あの朴訥としたというか独特の語り口は落語家としてして素晴らしいです。
ひろ木師の「寿限無」を現代風にアレンジしたものでした。
今回は昔、枝雀師で聴いた「日和違い」や故三代目春團治師で聴いた「鮑のし」を久しぶりに聴けて楽しかっです。
特に春團治師の「鮑のし」のちょっと舌ったらずでまくし立てるのが好きだったので、懐かしい気持ちで会場を後にしました。