もちろんこちらの記事も転載禁止です
2008
昨日は花緑師の独演会に行きました。
独演会なので何でも有りだと思いますが、ピアノ演奏と歌の披露は如何なものか(笑)。
年の瀬なので「芝浜」をかけたらどうしようと思っていたのですが、「御慶」だったので嬉しかったです。
いや、個人的に昨日は「芝浜」を聴きたい気分じゃなかったもので(笑)。
考えたら、一昨年から3年連続でこの時期に「芝浜」を聴いてるなー。
いや、関西ではなかなか聴く機会の無い落語なのでありがたいことです。
一昨年は小朝師、昨年は笑福亭たまさん、今年は権太楼師とバラエティ豊かだし(笑)。
昨年聴いたたまさんの「芝浜」は関西弁だったのですが、芝の浜が大阪の住吉の浜に変わっていただけで基本の話はそのまま。
でも、魚屋が仕事をせずに酒を飲んでいた理由が、仲の良かった兄貴分と大喧嘩して顔を合わせたくないから河岸に行かなくなったが、兄貴分が店を持って河岸を替えたと知りまた河岸に出かけるというものでした。
個人的にこれは無理が無いというか納得できる展開でした。
奥さんがいかにも関西の奥さんという感じで、健気なんだけどたくましいというか(笑)。
私がたまさんの「芝浜」の良かったと思うところは、泣かそうとしていないところ。
技術の問題ではなく最後の最後まで笑いを取っていたし、魚屋が宴会をして寝た後すぐ大家に相談する件をやってしまうんですよ。
でもね、聴き終わってこれは有りだと思いました。
泣けなくても魚屋と奥さんの関係や心情はきちんと伝わってきたし。
下げの「あかん、また夢になるわ」も私としてはOKでした。
CDを含めてもそんなにたくさんの「芝浜」を聴いているわけではないですが(汗)、関西弁ではない「芝浜」の「また夢になるといけねぇ」ではない下げは、うどん王子以外で聞いたことがないです(笑)。
昨年聴いた時も思ったけど、やっぱり変えちゃダメですよー(涙)。
「芝浜」といえば「また夢になるといけねぇ」なんですから。
そういえば、9月にたい平師の「芝浜」を聴いたのですが、これがうどん王子版の基になっているんじゃないかなーと思いました。
たい平師版の基は談志師版みたいですけど。
小朝師の「芝浜」はシンプルでアレンジの少ない「芝浜」なのですが、技術で泣かされてしまいました。
シンプルな分、直接心に響くというのもあるかもしれませんね。
権太楼師の「芝浜」は大胆なアレンジというか変わってたなー。
奥さんだけでなく魚屋の心情がすごく伝わってくるんですよ。
いや、私が酒飲みだからかもしれませんが(笑)。
レスです。
こちらこそ、貴方さまの温かいメッセージには心から感謝しております。
ヘボサイトを見てくださって本当にありがとうございました(平伏)。
貴方さまもくれぐれもお体ご自愛くださいね。
良いお年をお迎えください。
独演会なので何でも有りだと思いますが、ピアノ演奏と歌の披露は如何なものか(笑)。
年の瀬なので「芝浜」をかけたらどうしようと思っていたのですが、「御慶」だったので嬉しかったです。
いや、個人的に昨日は「芝浜」を聴きたい気分じゃなかったもので(笑)。
考えたら、一昨年から3年連続でこの時期に「芝浜」を聴いてるなー。
いや、関西ではなかなか聴く機会の無い落語なのでありがたいことです。
一昨年は小朝師、昨年は笑福亭たまさん、今年は権太楼師とバラエティ豊かだし(笑)。
昨年聴いたたまさんの「芝浜」は関西弁だったのですが、芝の浜が大阪の住吉の浜に変わっていただけで基本の話はそのまま。
でも、魚屋が仕事をせずに酒を飲んでいた理由が、仲の良かった兄貴分と大喧嘩して顔を合わせたくないから河岸に行かなくなったが、兄貴分が店を持って河岸を替えたと知りまた河岸に出かけるというものでした。
個人的にこれは無理が無いというか納得できる展開でした。
奥さんがいかにも関西の奥さんという感じで、健気なんだけどたくましいというか(笑)。
私がたまさんの「芝浜」の良かったと思うところは、泣かそうとしていないところ。
技術の問題ではなく最後の最後まで笑いを取っていたし、魚屋が宴会をして寝た後すぐ大家に相談する件をやってしまうんですよ。
でもね、聴き終わってこれは有りだと思いました。
泣けなくても魚屋と奥さんの関係や心情はきちんと伝わってきたし。
下げの「あかん、また夢になるわ」も私としてはOKでした。
CDを含めてもそんなにたくさんの「芝浜」を聴いているわけではないですが(汗)、関西弁ではない「芝浜」の「また夢になるといけねぇ」ではない下げは、うどん王子以外で聞いたことがないです(笑)。
昨年聴いた時も思ったけど、やっぱり変えちゃダメですよー(涙)。
「芝浜」といえば「また夢になるといけねぇ」なんですから。
そういえば、9月にたい平師の「芝浜」を聴いたのですが、これがうどん王子版の基になっているんじゃないかなーと思いました。
たい平師版の基は談志師版みたいですけど。
小朝師の「芝浜」はシンプルでアレンジの少ない「芝浜」なのですが、技術で泣かされてしまいました。
シンプルな分、直接心に響くというのもあるかもしれませんね。
権太楼師の「芝浜」は大胆なアレンジというか変わってたなー。
奥さんだけでなく魚屋の心情がすごく伝わってくるんですよ。
いや、私が酒飲みだからかもしれませんが(笑)。
レスです。
こちらこそ、貴方さまの温かいメッセージには心から感謝しております。
ヘボサイトを見てくださって本当にありがとうございました(平伏)。
貴方さまもくれぐれもお体ご自愛くださいね。
良いお年をお迎えください。
2008
昨夜は久しぶりに落語会に行きました。
この時期に繁昌亭で権太楼師が「芝浜」をかけると聞けば、こりゃ行かずばなるまい(笑)。
すっごく良かったです。
いやー、ホントに巧いわ。
今まで聴いたことの無い権太楼師版の「芝浜」で、最後は自然に涙が出てしまいました。
やはり「芝浜」はこの時期に聴くのが一番だなー。
この時期に繁昌亭で権太楼師が「芝浜」をかけると聞けば、こりゃ行かずばなるまい(笑)。
すっごく良かったです。
いやー、ホントに巧いわ。
今まで聴いたことの無い権太楼師版の「芝浜」で、最後は自然に涙が出てしまいました。
やはり「芝浜」はこの時期に聴くのが一番だなー。
2008
相変わらず残業、落語会、忘年会のローテーションを守った日々を送っております(笑)。
自業自得とはいえもう毎日眠くて眠くて、帰宅するとすぐ寝てしまうのでご無沙汰してしまいました(汗)。
一昨日は志の輔師の独演会に行って来ました。
久しぶりに新幹線に乗って(笑)。
良く笑う反応のいい観客だったせいか、志の輔師ノリノリでした。
通常は新作で笑わせて古典の人情話をじっくりと聞かせるですが、今回は新作(親の顔)も古典(井戸の茶碗)も大笑いできるものでした。
カテコがあり、年の瀬ということで三本締めでお開きに。
三本締めをすると、何故か日本人だなーと思ってしまいます(笑)。
私にとって今年の志の輔師の落語は一昨日が聞き納めだったのですが、大満足の会でした。
話変わって、イワイガワが出演する明日と明後日のごきげんようの録画予約を忘れないようにしなくちゃ。
金曜の放送では狂言話は出なかったけど、ひょっとしたらということで(笑)。
レスです。
遅くなって申し訳ありません(汗)。
温かいお気遣いありがとうございました(平伏)。
お尋ねのブログですが、Yahooで「しょかつの女」でWEB検索して一番上に出てくるブログです。
UPされている2ショット写真は長髪ですよ。
ブログに書かれている予定の2月だといいなーと思います。
自業自得とはいえもう毎日眠くて眠くて、帰宅するとすぐ寝てしまうのでご無沙汰してしまいました(汗)。
一昨日は志の輔師の独演会に行って来ました。
久しぶりに新幹線に乗って(笑)。
良く笑う反応のいい観客だったせいか、志の輔師ノリノリでした。
通常は新作で笑わせて古典の人情話をじっくりと聞かせるですが、今回は新作(親の顔)も古典(井戸の茶碗)も大笑いできるものでした。
カテコがあり、年の瀬ということで三本締めでお開きに。
三本締めをすると、何故か日本人だなーと思ってしまいます(笑)。
私にとって今年の志の輔師の落語は一昨日が聞き納めだったのですが、大満足の会でした。
話変わって、イワイガワが出演する明日と明後日のごきげんようの録画予約を忘れないようにしなくちゃ。
金曜の放送では狂言話は出なかったけど、ひょっとしたらということで(笑)。
レスです。
遅くなって申し訳ありません(汗)。
温かいお気遣いありがとうございました(平伏)。
お尋ねのブログですが、Yahooで「しょかつの女」でWEB検索して一番上に出てくるブログです。
UPされている2ショット写真は長髪ですよ。
ブログに書かれている予定の2月だといいなーと思います。
2008
2008年4月22日(火) シアタードラマシティ
「朝日東西名人会」
笑福亭たま「いらち俥」
三遊亭白鳥「マキシム・ド・のん兵衛」
桂小米朝「稽古屋」
―― 中入り ――
桂小春團治「さわやか侍」
三遊亭小遊三「大工調べ」
開口一番のたまさんの「いらち俥」は途中まででしたが、噺の俥屋同様にスピード感溢れる噺でした。
ただ、この勢いある落語は好き嫌いが分かれるかもしれないなーと思います。
初めて生で聴いた白鳥師は聴きたかった代表作とも言える新作落語。
ぶっちゃけますが、この方、上手いんだか下手なんだか解りません(笑)。
でも、それが魅力かもしれないなーと思います。
同じSWAのメンバーの昇太師や喬太郎師と比べちゃいけないのかなーと(汗)。
中トリは若旦那・小米朝師(現・米團治師)の「稽古屋」。
本当にこういう噺は安定感があって面白いんだよなー(笑)。
合う合わないでいえば、ものすごく小米朝師に合ってる噺ですし、上手くて面白かったです。
中入り後は小春團治師の「さわやか侍」という新作落語でしたが、今回一番笑った噺でした。
ある地方の殿様が時代劇のヒーローに憧れて真似をしては悉く失敗するという馬鹿馬鹿しい噺(笑)。
誰でも笑える噺を淡々と演じた小春團治師に拍手です。
大トリは小遊三師の古典落語。
関西では聴けないこれぞお江戸!という噺に酔いしれました。
いや、やっぱり、江戸っ子の心意気というものは上方落語では表現できませんよ。
もちろん、その逆もなんですけど(笑)。
「朝日東西名人会」
笑福亭たま「いらち俥」
三遊亭白鳥「マキシム・ド・のん兵衛」
桂小米朝「稽古屋」
―― 中入り ――
桂小春團治「さわやか侍」
三遊亭小遊三「大工調べ」
開口一番のたまさんの「いらち俥」は途中まででしたが、噺の俥屋同様にスピード感溢れる噺でした。
ただ、この勢いある落語は好き嫌いが分かれるかもしれないなーと思います。
初めて生で聴いた白鳥師は聴きたかった代表作とも言える新作落語。
ぶっちゃけますが、この方、上手いんだか下手なんだか解りません(笑)。
でも、それが魅力かもしれないなーと思います。
同じSWAのメンバーの昇太師や喬太郎師と比べちゃいけないのかなーと(汗)。
中トリは若旦那・小米朝師(現・米團治師)の「稽古屋」。
本当にこういう噺は安定感があって面白いんだよなー(笑)。
合う合わないでいえば、ものすごく小米朝師に合ってる噺ですし、上手くて面白かったです。
中入り後は小春團治師の「さわやか侍」という新作落語でしたが、今回一番笑った噺でした。
ある地方の殿様が時代劇のヒーローに憧れて真似をしては悉く失敗するという馬鹿馬鹿しい噺(笑)。
誰でも笑える噺を淡々と演じた小春團治師に拍手です。
大トリは小遊三師の古典落語。
関西では聴けないこれぞお江戸!という噺に酔いしれました。
いや、やっぱり、江戸っ子の心意気というものは上方落語では表現できませんよ。
もちろん、その逆もなんですけど(笑)。
2008
2008年4月19日(土) 天満天神繁昌亭
「染二百席錬磨Lot95~Lot99激突!上方落語面長派!」
笑福亭たま「兵庫船」
林家染二「辻占茶屋」
桂雀々「鼻ねじ」
―― 中入り ――
Wonderful佳恵「マジック」
林家染二「死神」
顔も芸も濃いメンバーによる落語会(笑)。
開口一番はたまさんの「兵庫船」。
見台と手ぬぐいを使って船と化け物を説明するという解り易い「兵庫船」でしたが、それもきちんと笑いに持っていくところはさすがでした。
「辻占茶屋」は初めて生で聴きました。
考えたら酷い噺だけど、これこそ談志師の言う『落語は人間の業を肯定する芸』なんだろうなーと思います。
人の業を笑い飛ばすのではなく受け入れる。
物事はそれ自体を受け入れるところから始まり、良い悪い好き嫌いは受け入れた後に決めるものだと思うので。
ゲストの雀々師は「鼻ねじ」でしたが、これも初めて生で聴きました。
奇しくもこの日は雀々師の師匠の故・枝雀師の命日だそうで、枝雀師の霊が下りてきたような爆笑な一席でした。
中入り後は女性マジシャンの手品だったのですが、これがすごくて驚きました。
いやー、あんな下手くそな手品初めて見ました(笑)。
染二師版の「死神」はとても全体の雰囲気が良かったです。
シンプルでオーソドックスだけど安心して聴ける「死神」で、染二師のキャラにも合っていて面白かったです。
「染二百席錬磨Lot95~Lot99激突!上方落語面長派!」
笑福亭たま「兵庫船」
林家染二「辻占茶屋」
桂雀々「鼻ねじ」
―― 中入り ――
Wonderful佳恵「マジック」
林家染二「死神」
顔も芸も濃いメンバーによる落語会(笑)。
開口一番はたまさんの「兵庫船」。
見台と手ぬぐいを使って船と化け物を説明するという解り易い「兵庫船」でしたが、それもきちんと笑いに持っていくところはさすがでした。
「辻占茶屋」は初めて生で聴きました。
考えたら酷い噺だけど、これこそ談志師の言う『落語は人間の業を肯定する芸』なんだろうなーと思います。
人の業を笑い飛ばすのではなく受け入れる。
物事はそれ自体を受け入れるところから始まり、良い悪い好き嫌いは受け入れた後に決めるものだと思うので。
ゲストの雀々師は「鼻ねじ」でしたが、これも初めて生で聴きました。
奇しくもこの日は雀々師の師匠の故・枝雀師の命日だそうで、枝雀師の霊が下りてきたような爆笑な一席でした。
中入り後は女性マジシャンの手品だったのですが、これがすごくて驚きました。
いやー、あんな下手くそな手品初めて見ました(笑)。
染二師版の「死神」はとても全体の雰囲気が良かったです。
シンプルでオーソドックスだけど安心して聴ける「死神」で、染二師のキャラにも合っていて面白かったです。
2008
今日は落語会に行ったのですが、開演が遅かったので終演も当然遅く、その分帰宅も遅くてしんどいという状況に(笑)。
会自体は面白かったので良かったんですけどね。
久しぶりに桂文太師の落語が聞けて嬉しかったし、文珍師の「地獄八景」を20分にした何でもありのダイジェストには涙を流すほど笑いました。
文太師が目が悪いというのは知っていましたが、殆ど見えていないような状態なんですねー(汗)。
昨年の大銀座や繁昌亭は舞台が小さいので気になりませんでしたが、今日のなんばグランド花月は大きいホールで袖から中央の座布団まで結構距離があるので、お辞儀をしているような体勢で視線をかなり低くして袖から登場し、座布団を手で触って確かめて座るという感じでした。
最後の挨拶の時は弟弟子の着物の袖を掴んで登場されていましたし。
いや、昨年の大銀座ではそんな状態で、扇子を遠くに近くにと縦横無尽に飛ばしてたんだなーと改めて感心してしまいました。
会自体は面白かったので良かったんですけどね。
久しぶりに桂文太師の落語が聞けて嬉しかったし、文珍師の「地獄八景」を20分にした何でもありのダイジェストには涙を流すほど笑いました。
文太師が目が悪いというのは知っていましたが、殆ど見えていないような状態なんですねー(汗)。
昨年の大銀座や繁昌亭は舞台が小さいので気になりませんでしたが、今日のなんばグランド花月は大きいホールで袖から中央の座布団まで結構距離があるので、お辞儀をしているような体勢で視線をかなり低くして袖から登場し、座布団を手で触って確かめて座るという感じでした。
最後の挨拶の時は弟弟子の着物の袖を掴んで登場されていましたし。
いや、昨年の大銀座ではそんな状態で、扇子を遠くに近くにと縦横無尽に飛ばしてたんだなーと改めて感心してしまいました。
2008
2008年4月14日(月) ワッハホール
「出版記念・立川談春独演会」
立川こはる「千早振る」
立川談春「粗忽の使者」
―― 中入り ――
立川談春「鼠穴」
談春師が「赤めだか」というエッセイ本を出版した記念独演会で、落語を聞きに行くともれなく本が付いてくるというお得な独演会(笑)。
入場するとチラシの代わりに袋に入った「赤めだか」が渡されるという。
現在大阪府の持ち物のワッハ上方内のワッハホールは賃貸料が安い分落語会のチケット代も安いそうで、3800円のチケット代を恐縮する談春師(笑)。
個人的には、本代引いて2000円で大阪で談春師の落語が聞けるのですから安い!と思うのですが・・・(汗)。
開口一番はお弟子さんのこはるさん。
女流落語家ですが少年のような雰囲気と声で、聴いていて思わずほのぼのとしてしまいました(笑)。
談春師は枕でチケット代が高いことを謝った後、本のタイトルの理由を話し、談志師に怒られて本に載せられなかった談志師と骨壷女のエピソードを。
ここだけの話ということですので、この話は書けません(笑)。
ただ、「凄いなー」と感心しながら大笑いしました。
長い枕の後は「粗忽の使者」を。
15分の中入りの筈が10分経った時にいきなり談春師が登場し、枕無しで始めたのが「鼠穴」。
この噺は先の談志師のエピソードに出てきた噺だったので、ちょっとビックリしました。
通常、弟が店を持つまでの間のことは語られないのですが、談春師版ではオリジナルでここを丁寧に語っていました。
その分、その後の弟にかなり感情移入できたのかなーと思います。
談春師の演じる兄のキャラがまたいいんですよ。
怖いくらいの迫力と憎々しさで素晴らしかったです。
この噺は兄と弟の演じ分けが大事な噺だと思いますが、人が持つ負の感情や業といったものについて考えさせられる噺ですね。
個人的には、本が付いていなくても今回は談春師のこの噺を聴けただけで、チケット代の元は取れたと思います(笑)。
もちろん、「赤めだか」も良い本ですよ。
特に、ラストの故・小さん師と談志師との話は泣けます。
「出版記念・立川談春独演会」
立川こはる「千早振る」
立川談春「粗忽の使者」
―― 中入り ――
立川談春「鼠穴」
談春師が「赤めだか」というエッセイ本を出版した記念独演会で、落語を聞きに行くともれなく本が付いてくるというお得な独演会(笑)。
入場するとチラシの代わりに袋に入った「赤めだか」が渡されるという。
現在大阪府の持ち物のワッハ上方内のワッハホールは賃貸料が安い分落語会のチケット代も安いそうで、3800円のチケット代を恐縮する談春師(笑)。
個人的には、本代引いて2000円で大阪で談春師の落語が聞けるのですから安い!と思うのですが・・・(汗)。
開口一番はお弟子さんのこはるさん。
女流落語家ですが少年のような雰囲気と声で、聴いていて思わずほのぼのとしてしまいました(笑)。
談春師は枕でチケット代が高いことを謝った後、本のタイトルの理由を話し、談志師に怒られて本に載せられなかった談志師と骨壷女のエピソードを。
ここだけの話ということですので、この話は書けません(笑)。
ただ、「凄いなー」と感心しながら大笑いしました。
長い枕の後は「粗忽の使者」を。
15分の中入りの筈が10分経った時にいきなり談春師が登場し、枕無しで始めたのが「鼠穴」。
この噺は先の談志師のエピソードに出てきた噺だったので、ちょっとビックリしました。
通常、弟が店を持つまでの間のことは語られないのですが、談春師版ではオリジナルでここを丁寧に語っていました。
その分、その後の弟にかなり感情移入できたのかなーと思います。
談春師の演じる兄のキャラがまたいいんですよ。
怖いくらいの迫力と憎々しさで素晴らしかったです。
この噺は兄と弟の演じ分けが大事な噺だと思いますが、人が持つ負の感情や業といったものについて考えさせられる噺ですね。
個人的には、本が付いていなくても今回は談春師のこの噺を聴けただけで、チケット代の元は取れたと思います(笑)。
もちろん、「赤めだか」も良い本ですよ。
特に、ラストの故・小さん師と談志師との話は泣けます。
2008
とりあえず見ました、情熱大陸。
イメージだけで感想を述べて申し訳ないですが、すごく小米朝米團治さんらしさが出ているような気がしました(笑)。
いや、とても伝説の多い方らしいんですよ。
「立ちきれ線香」で登場する女性の名前の「こいと」のことを途中で「こてる」最後は「こてと」と言ったとか、繁昌亭柿落としの口上で進行役を務めた時に桂歌丸師のことを「三遊亭」と紹介し、その上夜の興行の間に歌丸師のジャケットを着てマッサージに行ったとか(笑)。
まぁ、お父上の人間国宝も、2つの似た容器を並べて「こっちが目薬、こっちが水虫の薬、似てるから間違えないようにしないと」と言いながら水虫の薬を目に注したという伝説のある方ですからねー(笑)。
勝手な見解ですが、米團治さんほど噺によって合う合わない、面白い面白くないの差が大きい落語家はいないんじゃないかと思います。
若旦那モノとか芝居モノとかは上手いし面白いんだけどなー(汗)。
でも、この方の場合、当たり外れが楽しみだったりするんですよね(笑)。
余計なお世話ですが、この先、米團治さんが落語家になって良かったと言えるようになればいいなーと思います。
イメージだけで感想を述べて申し訳ないですが、すごく
いや、とても伝説の多い方らしいんですよ。
「立ちきれ線香」で登場する女性の名前の「こいと」のことを途中で「こてる」最後は「こてと」と言ったとか、繁昌亭柿落としの口上で進行役を務めた時に桂歌丸師のことを「三遊亭」と紹介し、その上夜の興行の間に歌丸師のジャケットを着てマッサージに行ったとか(笑)。
まぁ、お父上の人間国宝も、2つの似た容器を並べて「こっちが目薬、こっちが水虫の薬、似てるから間違えないようにしないと」と言いながら水虫の薬を目に注したという伝説のある方ですからねー(笑)。
勝手な見解ですが、米團治さんほど噺によって合う合わない、面白い面白くないの差が大きい落語家はいないんじゃないかと思います。
若旦那モノとか芝居モノとかは上手いし面白いんだけどなー(汗)。
でも、この方の場合、当たり外れが楽しみだったりするんですよね(笑)。
余計なお世話ですが、この先、米團治さんが落語家になって良かったと言えるようになればいいなーと思います。
2008
今夜は無事に落語会に行けました♪
久しぶりに小三治師の落語を堪能し、その後に映画館でチラシをGETし、友人とビールを美味しく飲めて・・・と大満足の数時間でした。
落語会の前は仕事でトラブルが発生して大変でしたが(笑)。
昨年はマチネ・ソワレ共に枕だけで噺無しで終わったのですが、今年は枕無し挨拶のみでいきなり噺という極端な小三治師(笑)。
たっぷりフルバージョンの「青菜」、すっごく良かったー(涙)。
私が好きな「青菜」は、私が聴きたかった「青菜」はあれなんですよ。
たい平師、頑張ってくださいという感じでした(笑)。
話変わって、ブログ検索をして昨日映画の試写を見られた業界の方の感想を読みましたが、楽しみを通り越してちょっと怖いんですけど・・・(笑)。
内容が解らないので当然ながらよく解りませんが、普通の感動モノの映画になっていないということは確かみたいですね。
レスは長くなったので、「続きはこちら」で。
久しぶりに小三治師の落語を堪能し、その後に映画館でチラシをGETし、友人とビールを美味しく飲めて・・・と大満足の数時間でした。
落語会の前は仕事でトラブルが発生して大変でしたが(笑)。
昨年はマチネ・ソワレ共に枕だけで噺無しで終わったのですが、今年は枕無し挨拶のみでいきなり噺という極端な小三治師(笑)。
たっぷりフルバージョンの「青菜」、すっごく良かったー(涙)。
私が好きな「青菜」は、私が聴きたかった「青菜」はあれなんですよ。
たい平師、頑張ってくださいという感じでした(笑)。
話変わって、ブログ検索をして昨日映画の試写を見られた業界の方の感想を読みましたが、楽しみを通り越してちょっと怖いんですけど・・・(笑)。
内容が解らないので当然ながらよく解りませんが、普通の感動モノの映画になっていないということは確かみたいですね。
レスは長くなったので、「続きはこちら」で。
2008
2008年4月12日(土) なんばグランド花月
「桂文珍10夜連続独演会」第9日目
桂三金「アメリカ人が家にやってきた」
桂文珍「世帯念仏」
立川志の輔「新・八五郎出世」
―― 中入り ――
林家うさぎ・桂米左・桂つく枝「だんじり囃子」
桂文珍「七度狐」
開口一番は三枝師のお弟子さんの三金さんで師匠作の新作落語を。
アメリカ支社の社員がホームステイで来ることになった一家の英会話奮闘記ですが、観客のウケも良くいい感じでスタート。
三金さんはまぁるい体格と愛嬌のある笑顔で得をしていると思います(笑)。
文珍師の一席目は「世帯念仏(小言念仏)」。
仏壇の前で念仏を唱えながら家族にあれこれ小言を言うという噺ですが、現代風にアレンジされていてとても面白かったです。
中トリはゲストの志の輔師で「新・八五郎出世」をたっぷりと。
これは「妾馬」や「八五郎出世」の最後がアレンジされているので「新」や「八五郎出世せず」として口演されているもので、一度は聞きたいと思っていたので嬉しかったです。
最後、八五郎はお取立てを断わって終わりなので「出世せず」。
八五郎の妹や母親への気持ちがいい感じで伝わってくるし、八五郎が愛すべき男として描かれているのもいいなー。
後日、関係者の方の裏話を読んで知ったのですが、志の輔師は楽屋に入るまではゲストなのでということで軽い新作落語を口演するつもりだったそうです。
ところが、楽屋のネタ帳で小朝師が「中村仲蔵」をかけたと知り、急遽「新・八五郎出世」にしようとしたとか。
長いネタなので時間的にギリギリまで迷っていたそうですが、文珍師が早目に終わった為に口演されたそうです。
他の東京からのゲストの昇太師や柳家花緑師、林家正蔵師もそれぞれ得意のネタや大ネタを口演されていて、それも全て小朝師が「中村仲蔵」をかけたからだそうです。
つまり、私が昇太師の「つぼ算」と志の輔師の「新・八五郎出世」を聴けたのは小朝師のおかげということで、心から感謝しています(笑)。
中入り後は笛、太鼓、鐘による「だんじり囃子」。
賑やかで迫力があって思わず目が覚めました(笑)。
トリは文珍師の「七度狐」。
この日に志の輔師からお祝いとしてもらったという帯を締めて登場。
「東の旅」シリーズの噺の内の1つで、狐の恨みをかって騙される清八と喜六を見て「あの2人何やってんだー」と驚いている村人が面白い。
間が絶妙で、やはり文珍師は上手いなーと思いました。
千秋楽公演を残して私はここで終了。
9日間の公演の内4日通ったのですが、どの日も濃くて充実した楽しい落語会でした。
「桂文珍10夜連続独演会」第9日目
桂三金「アメリカ人が家にやってきた」
桂文珍「世帯念仏」
立川志の輔「新・八五郎出世」
―― 中入り ――
林家うさぎ・桂米左・桂つく枝「だんじり囃子」
桂文珍「七度狐」
開口一番は三枝師のお弟子さんの三金さんで師匠作の新作落語を。
アメリカ支社の社員がホームステイで来ることになった一家の英会話奮闘記ですが、観客のウケも良くいい感じでスタート。
三金さんはまぁるい体格と愛嬌のある笑顔で得をしていると思います(笑)。
文珍師の一席目は「世帯念仏(小言念仏)」。
仏壇の前で念仏を唱えながら家族にあれこれ小言を言うという噺ですが、現代風にアレンジされていてとても面白かったです。
中トリはゲストの志の輔師で「新・八五郎出世」をたっぷりと。
これは「妾馬」や「八五郎出世」の最後がアレンジされているので「新」や「八五郎出世せず」として口演されているもので、一度は聞きたいと思っていたので嬉しかったです。
最後、八五郎はお取立てを断わって終わりなので「出世せず」。
八五郎の妹や母親への気持ちがいい感じで伝わってくるし、八五郎が愛すべき男として描かれているのもいいなー。
後日、関係者の方の裏話を読んで知ったのですが、志の輔師は楽屋に入るまではゲストなのでということで軽い新作落語を口演するつもりだったそうです。
ところが、楽屋のネタ帳で小朝師が「中村仲蔵」をかけたと知り、急遽「新・八五郎出世」にしようとしたとか。
長いネタなので時間的にギリギリまで迷っていたそうですが、文珍師が早目に終わった為に口演されたそうです。
他の東京からのゲストの昇太師や柳家花緑師、林家正蔵師もそれぞれ得意のネタや大ネタを口演されていて、それも全て小朝師が「中村仲蔵」をかけたからだそうです。
つまり、私が昇太師の「つぼ算」と志の輔師の「新・八五郎出世」を聴けたのは小朝師のおかげということで、心から感謝しています(笑)。
中入り後は笛、太鼓、鐘による「だんじり囃子」。
賑やかで迫力があって思わず目が覚めました(笑)。
トリは文珍師の「七度狐」。
この日に志の輔師からお祝いとしてもらったという帯を締めて登場。
「東の旅」シリーズの噺の内の1つで、狐の恨みをかって騙される清八と喜六を見て「あの2人何やってんだー」と驚いている村人が面白い。
間が絶妙で、やはり文珍師は上手いなーと思いました。
千秋楽公演を残して私はここで終了。
9日間の公演の内4日通ったのですが、どの日も濃くて充実した楽しい落語会でした。